ペドロウソ~サンティアゴ・デ・コンポステーラ
1/21(日) ペドロウソ~サンティアゴ・デ・コンポステーラ
タイトルを見て、あれっと思った方もいると思います。
お前昨日、皆と一緒に明日到着は無理だからって言ったやろ。言ったよな。
今日はとてもグダグダな日です。
早朝、皆の出発する気配で目が覚める。
八時前起床。シリアル入りのヨーグルトとプリングルスを食べて出発。
今日はきっとたくさん歩く最後の日になるだろう、と思っていたが歩みが遅いのはそんな感傷があったからではなく背中が痛いからだった。
サンティアゴ、と書いてあるとテンションが上がる。もう少しだという気持ちになる。
大きな道に出ると標識や広告や道幅なんかの具合で都市が近いなと感じられる。
お昼は途中の町のレストランに入ったけど早めの時間だったのでまだ料理はやってないけどボカディージョならあると言われる。がっつりパンとカフェコンレチェで温まれてむしろありがたい。
猫も、意味なくテンションを上げてくれる
が、この坂はテンションが下がる。奮いたたせる為にその場でTwitterに今から坂だって投稿したのを覚えている。
看板を目印にしながら歩くのももうすぐなんだなあという気持ち。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに午前中に着くのが望ましいと言う事で、すぐ5キロ前のモンテ・デ・ゴゾには五百人泊まれるアルベルゲがあるとか。
アプリでは開いてるみたいだしそこに泊まって明日の午前中にゴールインしたい。
モンテ・デ・ゴゾのすぐ手前でカフェ発見。まだ15時前だしさっさと宿に着いたほうがいいんじゃないの、と思いつつカフェで温かい物を飲みたくなって休憩。地元の人が多くいて、小さい子がおじさん達に交じって遊んでたのを覚えている。
ここで休みたかった時点で私はこの後に起こる事をなんとなく予感していたのかもしれない。
Close………はいアウト。開いてない。
公営なのに! と一瞬信じられなくて事務所の建物の前まで行ったけど、やっぱり開いてなかった。
まじかーここまできて……。
きっと夏には大勢がここに泊まって賑やかなんだろうなあと思える建物達も、今は枯れ葉が積もるばかり。長居する場所でもないなあという雰囲気にさくっと諦めて歩きだす。
残りは5キロ。少し歩けばすぐに街らしい景色に変わりだす。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに入ってしまう。せめて街の入口あたりで泊まりたいなあと思うが、アルベルゲは殆ど閉まっている。そりゃそうだ。私だって普段ならわざわざ街の中心部から離れた場所に泊まりたくはない。というかゴールしたら一度ホテルに泊まろうと思っていた。
大聖堂まであと1キロ、みたいな場所で公営のアルベルゲを見つけて宿確保。私の他には遅い時間に一人だけ来た。
ゴールの大聖堂付近には行かないようにしながら散策。先にバス停を見に行ったけど日曜の夕方は窓口は閉まっている。
自販機が並んだスペース。紙パックのジュースはいろんな街で何度も飲んだ。好き。
ここにもプルポの店があるらしいけど日曜だからか閉まっていた。
タパス屋さんでプレートを食べる。チキンとオムレツとサラダとパンにオレンジジュースで8.5ユーロぐらい
宿のシャワーで一息ついた時、シャワールームの棚に誰かが残していったコンタクトレンズの洗浄液の箱を見つけた。私は使い捨てコンタクトを持ってきていたので使わないけど、なんとなく親しみを感じた。
旅の間、眼鏡の人は何人か見たけど、自分以外で朝洗面所でコンタクトを装着してる人には出会わなかったんだよな。
明日で終わり。それから、フィニステラに行って一泊しようかなと思った。